演奏会

fredag 18. juli 2008

手紙の場

3chのオネーギンの手紙の場が終わったところ。

しかし、手紙の場の演出は歌手にとって、大変だったのではないか?

床にうつ伏して歌うとは・・・。いろいろ演技の指示も多かったみたいだし・・・。

夜が明けたけど、あんまり舞台は明るく成らず・・・。

しかし、夜が明けたときにオーボエが演奏する民族的な一節は、全然鄙びてなかった。東京的だった。あちゃ~。

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laurdag 7. juni 2008

バッハとヤナーチェクと

エマールのバッハの技法。インタビューが興味深かった。

それなりの作品はそれなりの歳になってから演奏すべきであると。バッハの多様性を理解するには、それなりの歳を重ねないと、ということ。

幾重にも理解の層を重ねた演奏が、様々な側面を聴き手に感じさせることを許容するのだ、と理解した。

だからといって、エマールの演奏に共感できるかどうかは、別だけど・・・。

で、現在、ヤナーチェク中。バイオリンの二人の髪型がそっくりに見えるのですが。

かな~り、立体的な作品で面白いことは面白い。

ヤナーチェクの落ち着かなさがよく出てる曲だと思うし、それが良く表現できてる演奏だと思ったりして(^_^;;;

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laurdag 19. april 2008

シフ

このおじさんはシフだったんだ!途中から見たからわかんなかった。

手の甲のポジションがすごいっ!

すごいなぁ、バッハ!これが、バッハか、って感じだ!

ピアノはベーゼンか?

アラベスケもサービス!

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sundag 10. februar 2008

ザ・シンフォニカ第43回定期演奏会

ザ・シンフォニカ第43回定期演奏会を聞きに行ってきました。団員のチェロの方から、チケットをいただいたのでした。

錦糸町に着いたのが13時過ぎ。てんやで昼飯を食べようと思って、北口に出たら、なんと改装中。ぐるり~んと南口に回って南口のてんやを発見!しかし、昼時なので混んでいる。待つこと何分?

注文したのは大江戸天丼の小盛。食べ始めてわかったことなんだけど、オプションに温泉玉子があるということだった。さぞ旨かっただろうなぁ、残念!

食べ終わってから、あたふたと歩き、ホールに着いたのが開演の15分前。あわてて3階席に回ってみたが、中央一列目は既に埋まっていた。しょうがないので2列目に座る。

ホールの中は暑くて、席を確保したあと、アウターをクロークに預けに行く。ついでに、マフラーも預けた。席に戻ったらまだ暑く感じるので、もう一枚上着を脱いだ。

一曲目、運命の力の序曲。この曲、中学校一年生のとき、隣の中学校が自由曲でやってて、すごいなぁっ!って思ったんだよなぁ。

二曲目、ローマの祭。この曲は、高校のとき、どっぷりはまってスコアをよく読んだ曲。曲が始まるとき、なぜか(って理由はあるのだけれど)、まるで、コンクールで前の団体が同じ課題曲を演奏してるのを聞いてる気分になって、かなりドキドキした。

ちなみに、ブッキーナは、向ってオルガンの左の方に3人。チルチェンセスのラストのTuttiでVuotaになる直前であたふたと退場していった。ちなみに、タヴォレッタは向かって右側の一番端っこ。マンドリンは、弦の二列目中央。ホルンはアシ二人。十月祭のホルンのカデンツァは、舞台裏から聞こえるなと思って、ふと舞台上の席を見たら空席。いつの間に舞台裏に出ていったのだろう?

休憩になって、ふと客席が寒いことに気づく。あわてて、上着を着たけど、なんか体が冷えた気分。

さて、メインはブラームスの交響曲第3番。前プロ、中プロで使われていたハープとピアノが全部片付けられている。打楽器のひな段も随分すっきりしている。しかし、豪華だよなぁ、前プロためのだけにハープ2台のエキストラを用意するのだもの。

客席が明るくなってから、身支度をして立ちあがったところ、なんと後ろの列に、知り合いの方がいらっしゃった。思わず、「MSMちゃん!」と声をかけて、二言、三言、会話をした。この前もザ・シンフォニカの演奏会に来たとき、この方にお会いした。

お客さんでごったがえしているホワイエに降り、クロークに寄って暖かい格好をして、そいでもって、錦糸町の街に出た。整髪料を買いたいのだ。ドラッグストアを探して、うろついてみる。しかし、それらしいものはなし。一軒見つけたけど、該当品なし。しょうがないので、ホールに戻る。途中、カフェ・ド・クリエで、カフェ・オ・レのトールを調達。ここでもお知り合いのパーカッションの方、ホルンの方に出会う。

ホールに戻ったら、本日の演奏者の方が楽屋から出てきたところだった。そのうちのお一方に「おひさしぶりですね」と声をかけていただいた。

その後、数時間、錦糸町に滞在し、すっかり暗くなってから、楽屋口前の定食屋さんで晩飯をとる。やよい処という名前だったかな?入口近くの席で寒いかと思いきや、エアコンの風があたる席で、かなり暑く感じるところ。思わず、マフラーを外す。みそかつ煮定食を食べた。半熟目玉焼きが乗ってて、昼の大江戸天丼の温泉玉子なしのリベンジをした感あり。

大きい机に座ったのだけど、向いは、お父さん一人、娘さん二人の三人組。お父さんはビールを飲んでいて、お嬢さん達はご飯を食べている。で、聞こえてくる会話が関西弁。どっちかっつうと神戸弁っぽかった。この三連休にTDRかなんかに来て、この錦糸町のホテルに泊っていたのかもしれない。お母さんはどこに行っていたのだろう???

定食屋をあとにして、コンビニを2軒回って、なんとか整髪料ゲット。そして、電車に乗って帰ってきたのだが、途中の乗り換え駅で、マフラーが無いことに気づく。定食屋でマフラーを外したところまでしか記憶がない!まぁ、マフラーはたくさん持ってるけど、あれはお気に入りのマフラーだったのに・・・。

明日、もう一度、定食屋に行って、マフラーの忘れものが無かったかどうか、訪ねてみよう・・・。

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fredag 1. februar 2008

コッソットさん

電車の中で携帯で「芸術劇場」を見たらカルメンのハバネラをやっていた。しかし、すぐ電池が無くなり、曲が終わる前に、切れてしまった。

帰ってからTVをつけたら、まだやっていた。そして間もなくアンコール。

アンコールの2曲目が感激した。曲は「君が代」。曲が始まって会場から笑いが湧き起こった。Balもこれまたなぜ???と頭の中でクエスチョンマークが飛ぶ。しかし、コッソットさんは真剣な眼差し。しかし、日本に敬意を払って、というようにも見えない。

その疑問は、コッソットさんが歌いだして、すぐ氷解した。まるで、蝶々夫人。コッソットさんは蝶々夫人に成りきっていたのだ。コッソットさんはこの曲のクリティカルさやシリアスさを、現代日本人の目線ではなく、蝶々夫人の目線で捉え、そして、蝶々夫人として歌っていたのだと思う。

このような歌い方だったら、蝶々夫人の中にあっても全然おかしくない。イタリアの人がはじめてコッソットさんの君が代を聞いたものなら、これってプッチーニの蝶々夫人の中の曲だよね?と言うかもしれない。

君が代の最後の音が終わってもコッソットさんは蝶々夫人のままの決然とした眼差しだった。歌唱力といい、シンプルな音が並ぶメロディーを、どのように膨らませるかという、豊かな音楽性、そして、経験といい、貴重な演奏を聞かせてもらった。

その次の「グラナダ」という曲は、東フィルの皆さんの顔が、まるでA.リードの「エル・カミーノ・レアル」を演奏しているようだったけど・・・。つまり、他国の文化をどのように捉えるかという対比をまざまざと見せつけられたような感じだったのだけど・・・。

しかし、演奏しづらそうな指揮だった・・・。

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torsdag 17. januar 2008

FAF管弦楽団第35回定期演奏会

この月曜日はMUZA川崎で、FAF管弦楽団第35回定期演奏会を聞きました。曲目は、リストのレ・プレリュードとマーラーの交響曲第9番。指揮はGでもお世話になっているM先生。トラのコントラバスの方にチケットをいただいたのだった。

FAF管弦楽団を聞くのは2回目。この前は、えっと~・・・と言って、FAF管弦楽団のホームページの演奏会記録のページを拝見・・・第7回演奏会 93年の10月ではないか!場所はサンパール荒川。思い出した!差し入れとして近所の菓子屋でせんべいを買ったのだった!店のおばあちゃんとした会話の内容も覚えている!

曲目は、ニールセンの「ヘリオス」序曲・・・記憶がない・・・。グリーグのピアノ協奏曲・・・当時は、良く知らなかった(^_^;;;・・・シベリウスの2番・・・どんな演奏だったか記憶がない・・・。FAF管弦楽団のホームページに書いてなかったけど、ピアニストのアンコールが抒情小曲集のトロルドハウゲンの婚礼の日だった。たしかそのときグリーグの抒情小曲集に興味を抱き始めた頃だったのだ。

で、この月曜日は、あたふたと準備をして出たのが、開演の40分前。最寄のJRの駅まで走って、そいでもって約10分ほど電車に乗って、川崎に着いたのだけど、客席に到着する頃には、もう2階センター正面は満席ということで、あわてて3階センター正面に移動。なんとか5列目あたりを確保できた。ここは3階席と言っても、屋根のないのが良い。木管楽器が一人一人良く聞こえる席だった。どういう風に反響板を設計したのだろう???

座ると、後ろの席の男性二人が会話をしている。二人はどうやら同じ会社の人。そして、演奏者に同じ会社の人がいて、その人から買ったのだか、もらったのだか、というところ。その会社の人の固有名詞がバンバン出てくる。そして、開演・・・。

レプレが終わり休憩。休憩は20分間。隣に座っていたおじいさんは第2バイオリン後ろの2階席に移動していった。

さて、マーラー。第4楽章冒頭で指揮をしながら聞いている人がいた。40前後でめがねをかけていて、タートルネックのクリーム色の薄手のセーターなんか着ちゃって、なんかインテリっつうかヲタクっぽい。ブルーマー(ブルックナーとかマーラーとか好きな人たちのこと)かも知れない。きっと、自宅で、スピーカーを前に音楽を酔いしれてシャドーコンダクターをやっているのだろう。しかし、ホールの客席では目ざわりなのでやめて欲しい。

演奏終了後、ミューザを出ようとしたところで、名前を呼ばれる。声をかけてくれた人は、Gの美人金管奏者の人だった。Gにトラに来てくれたチューバの人もいて、いろいろ世間話を展開。

そして、お茶に行くこともなく、ラゾーナ川崎で買い物をしようかと一瞬考えたが、結局、横浜に移動。先ず、ヤマハに行って、三善晃のこどものためのピアノ小品集「海の日記帳」を購入。「手折られた潮騒」が入っている。「ソ、ソ、ソ……の小烏賊(こいか)たち」、「さよりっ子たちの訪問」、「波のアラベスク」にも興味ありあり。

次にタワーレコードに移動。しかし、面白そうな新譜はなし。ラトル/ベルリンの展覧会の絵+ボロディンの2番+だったん人の踊りにも触手が動かず。

で、駅ビルで晩御飯のおそうざいを買って、サッサと帰ったのだった・・・。

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tysdag 11. desember 2007

第九(二回目)

一昨日に聞いた第九の感想のまとめ。

結局、その演奏では、「ベートーベンの音楽ってすごいなぁ!」という感激はなかった。

どうして、そういう感激に至らなかったか振り返ってみた。

演奏者が、ベートーベンの音楽っていいなぁ、すごいなぁ、楽しいなぁ、と思いながら、演奏していなかったのではないか?

逆に、音程が合わない、縦の線が揃わない、いい音が出ない、とかしか考えていなかったのではないか?とそんな風に思った。

だから、あー音程が合わないなぁ、あっちこっちのセクションが遅れるなぁ、これはいい音だ、これはあんまりきれいでない、とか感じたのではないか?と。

ということは、演奏者が感じていたことは、ちゃんと聞いてる側に伝わったということだ!?

唯一、よかったな、気持ちいい~!と思ったのは、第3楽章の第2主題の第1回目の提示(ビオラ+セコバ)と、第4楽章の第1主題の第2回目の提示(ビオラ)のところだけだった。二次会で、とあるビオラ奏者にそのことをしゃべったら、実際、気持ちよく弾いていた、ということだった。

やっぱ、本番は気持ち良く演奏しないと、聞いてる人が気持ちよくならないのではないか、苦しんで演奏すると、苦しみが伝わるのだろう、と思った。

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sundag 25. november 2007

第九

今日は、G関連でモーツァルトの39番にベートーヴェンの第2番という演奏会もあったようですが、第9のチケットをもらっていたので、そちらの方に行きました。・・・どっちもアマオケですけど・・・

生憎、先に飛行機を予約してあったので、その時間の関係で、ホールに着いたのは第1楽章の途中、第2楽章の前には人を入れないということだったので、第3楽章の前に入ることに。

今日はほとんど満席で、途中から座れる席が、舞台脇上方の3階席のみ。チケットをいただいたビオラの方のお顔が見える下手側にしました。

オケは皆さん若くて、テンポもどんどん前に行くので、若くみなぎる力を感じました。オーボエもとろけるような音色で、あんな音色が出せたらなぁ、と思いましたよ。

合唱がうまくて、びっくり。3/2拍子のゆっくりのところなんか、あんなにリズムと音程が合ってる合唱なんて、あまりに合い過ぎて、逆にこれは本当に第9なのかと・・・。

で、この曲って、不思議な力を持っていて、歌詞の中で、アーレ・メンシェン Alle Menschenとか、ガンツェン・ヴェルトganzen Weltとか聞こえると、もう涙が出てきてしょうがないんですよね。

いい曲です!いい曲過ぎます。

ところで、三重フーガのところを聞いてたとき、あー誰かさんもいつかベートーヴェンの後期のソナタを弾けるようになるのだろうか?弾けるようになって欲しいな、と思ってしまいましたですよ。

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sundag 18. november 2007

ギリシャ演劇

よくよく振り返ってみると、金曜の夜に聞いた樫本大進のイザイとかバルトークのリサイタルは、まるで、演劇を見ているようだった。それも、ギリシャ演劇っていうか、ギリシャ悲劇っていうか。

やっぱり、音楽っていうのは、いろんなことが積み重ねられてないと、鑑賞まで行かないよなぁ、と思い返したのだった。

何故、そんなことを思い返したかというと、昨日、某所で、ワックスマンのカルメン幻想曲とか、リストのリゴレット・パラフレーズを聞いたりしたけど、どっちもエンタテイメントの曲ではあるけど、だからと言って、テクニックだけの披露だと、聞いてて飽きたり、とても白けた感じがしたものだから。

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ショパン風ラヴェル

ユンディ・リーのラヴェルのト長調の協奏曲の第2楽章をTVで見た。まるで、ショパンの曲を聞いているような感じ。音の扱いのせいかなぁ、左手のリズムのせいかなぁ・・・。トルプチェスキのラヴェルはまるでガーシュインだったけど・・・。

そのあと、ユンディ・リーのプロコフィエフを聞いたけど、それも『ショパン』チックというか、いや、『ユンディ・リーのショパン』チックっていうか、すなわち、ユンディ・リーはショパンテーストをベースにして、どんどんユンディ語を増やしているんだな、と、結局思った。

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fredag 16. november 2007

ディエス・イレ

今、TVで、イザイの無伴奏バイオリン・ソナタイ短調Op.27-2ってのを聞いたけど、最終楽章で、ディエス・イレが出てきたよ。この曲は、ティボーに献呈されたんだってネ。メモメモφ

ちなみに、Op.27は6曲あるらしいが、3番はエネスコに、4番はクライスラーに、そして、1番はシゲティに献呈されてるらしい。

そして、今はバルトークの無伴奏が演奏されている。これはメニューインの依頼。

しかしなんだね、このバルトークの演奏は。なかなか激しいね。

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måndag 22. oktober 2007

デュトワ

デュトワ指揮の先週の木曜日のフィルハーモニアの定期。

この日のプログラムは、バルトークの中国の不思議な役人の組曲、ラヴェルのピアノ協奏曲のト長調、休憩20分を挟んで、またもラヴェルの高貴で感傷的なワルツ、最後はドビュッシーの海。

Dscf110530分前にホールに着いたので、ホワイエで画像のとおりの晩飯。ショップでみやげを物色するが、とりたてて無し。

座ったのはバルコニー(3階席)の前から2列目の左右真ん中。ほぼ、指揮者の真後ろ。弦楽器の音圧のほか、多くの楽器の直接音は聞こえてこない席。今日は、鳴り物がたくさん。バルトーク用のピアノとラヴェルのピアノ協奏曲用のピアノと、2台のピアノが舞台に引き出されていた。このオケは、三々五々ステージに人が入ってくるスタイル。グロッケンのおじさんが、ずっと海の2楽章冒頭近くのfの短三和音の下降アルペジョを必死に練習しています。そんなにこれって難しいの?

一曲目。バルトークの中国の不思議な役人の組曲。弦は8型。クラリネットはエスクラ専属がいるので4人体制。ホルンは5人体制。

出だし、デュトワは、大きく両腕を振って、セコバをフル回転で動かし始める。ボントロのソロも安定している。ファーストゲームのクラも、比較的安心。

デュトワは、シーンは変われど、感傷的な要素をほとんどいれずに、どんどん前に進む。そこが、デュトワのいいところかも。

オケから多彩な音色が出始めたのが、サードゲームの中盤くらいから。やっぱ、この曲は、バルトークの作品の中でも、色彩が大変美しい。真に「不思議な」音色が、オーケストラから引き出されている。この日の演奏も、その例外に非ず。

ワルツが終わって、チェースはあっという間。

先ず、大太鼓の木のバチとマレットの違いの音色が聞き分けられることに驚く。例の変拍子の難しいところも難なし。そして、クライマックスでは、3階席といえども、大音量に圧倒される。

最後の和音とともに、会場は拍手に包まれる。イチタチは当然クラリネット。

続く、ラヴェルのピアノ協奏曲。弦は6型に縮小。

2楽章、オーボエのhigh-eが超美しい。ロンドンのオーボエって、上手い人多いですよね、昔に比べて・・・。こんなに厭味の無いショートは感激しまくりです。スイスロマンドにしても、フランスにしても、どこの国のオーボエもインターナショナルに、音がどんどん丸くなってきている感じがしますです。

アングレの長いソロ。もう少し音が抜けた方が好きですが・・・でも、安定してます。そういえば、一楽章のホルンのハイトーンのソロも安定していました。ファゴットのhigh-eは、もう一つ、抜けてもよかったかな。

この曲でも、最終和音とともに拍手喝采。オケで立たされたのは、アングレ、ホルン、ハープ、ラッパ、ファゴットの順。ファゴットは2番奏者も同時に立っていたけど、1番奏者だけでも良かったのでは?

Dscf111520分の休憩の間に、ロビーに出て、さらに、バルコニーに出て、夕涼み(には寒いけど)。

席に戻る途中で、プログラム購入。デュティユは、その前の定期と次の定期も振るらしいです。その前の定期は、ルガンスキーをソリストに迎えて、ドビュッシーの遊戯、ラヴェルの左手のための協奏曲、後半が、ドビュッシーの映像(全部!)、ラ・ヴァルスで、次の定期が、ユンディ・リーを迎えて、フィンランディア、グリーグのピアノ協奏曲、惑星だそうで、この定期を含めて、盛りだくさん過ぎますね。

休憩中もグロッケンのおじさんは、しきりに下降アルペジオを練習しています。そんなに練習したら、失敗するよ!

さて、後半、ピアノは2台とも片付けられ、弦は8型に戻り、先ず、ラヴェルのワルツ。打楽器の小物類が、全然前にしゃしゃり出なくて、好感度◎。弦のしなやかな音色に、当然と言えば、当然だが満足。それから、またまたオーボエがhigh-eの美しさに唖然、呆然。この人、とてもやわらかい音色なのだけど、休憩中にクローイングをガーガーと良く響かせていただけあって、良く通ります。ちなみに、2番奏者は、ちょっとかたく通りも悪かったのですが。ちなみに、クラの2番奏者も1番奏者に比べて、固めの音だった・・・。

何番目のワルツだか、途中、をっ!この楽器は何だ!という音色が聞こえてきて、実は、異なる楽器のユニゾンだということに気が付きました。咄嗟にそのもとの楽器が何かということもわからないほどで、フィルハーモニアのお仕事、および、ラヴェルのスコアに感服しました。

楽しい第7ワルツのあと、ちょっと第8ワルツが、テンポがゆっくりめで、美しいけど、聴衆の集中力は落ちたかな?ってとこ。っていうか、少しもたれたことはなかったかな。スパイスとなっている各ワルツの回想が無ければ、完全に眠っていたかもしれません。

そして、ロンドンの聴衆の素晴らしいことに、第8ワルツが終わって余韻が無くなったころに拍手がわぁ~っと起こりました!で、デュトワは、ラヴェルのスコアをパタンと閉じて登場。

最後、海。打楽器が数人退場、そして、ファゴットが4本に、ラッパが5人揃って圧巻の限り。で、指揮者の譜面台の上は、ラヴェルのスコアがぱたんと閉じられたまま。すなわち、デュトワは暗譜で振ったのでした。そりゃ、こんなに有名な曲ともなれば、だけど、この演奏会のラストで暗譜とは、デュトワもすごい集中力です。

一楽章、コントラバスが良いなと思って始まった後、どの音を追いながら聞いていたのか、気がついたらチェロのソリでした。この楽章で感激したのは、ラストのティンパニ。装飾音符付きの張りのある音が印象に残っています。そして、金管のディミヌエンドのきれいなこと、きれいなこと。

ニ楽章、いよいよグロッケンのアルペジオの出番。しかし・・・入りはジャストなんだけど、どうにもちょと遅いです。そりゃ、音はずしたら怖いけど・・・前日のバーミンガムだかどっかで同じプログラムだったはずなのだけど、そのとき失敗したのか・・・。そんなに難しかったら、ちゃんと鍵盤グロッケンで演奏すればいいのに・・・。

あと、このニ楽章から、指揮とオケの間にズレが生じ始めました。さすがに、こんな重たいプログラムではね・・・。どういうズレかというと、小節線をまたぐ際、どっこいしょ、というような亀裂が生じたところが何箇所か・・・。

三楽章も無難ではありますが、美しいけど、ドキドキ感が今一つ足りず・・・。しかし、さすがに中間部のファーストのhigh-asのフラジオは、フィルハーモニアといえども、耳に痛い唸りが・・・。

その後の例のところは、金管のファンファーレ付き。

終盤に差し掛かり、中間部主題がオケ全体で演奏されるとのきの一回目。すなわち、シャープが多い短調のとき。ピッコロのオブリガート遅い!ちょい興ざめ。そのあとも、わさわさと音がただ出るだけになり、そして、トロンボーンが二度の循環動機を圧倒的に演奏して、そのまま終わってしまった。Balとしては、ラスト間際のトランペットのタンギング付きで駆け上がる対旋律を聞きたかったのに・・・。

とまぁ、海では若干集中力の欠けたキライはありましたが、あくまでも音色は角のない美しさで包まれた演奏会だったように思います。バルトークではオーケストラの織りなす綾を、ラヴェルではオーケストラが造り出す音色の可能性を、堪能できたように思います。

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laurdag 20. oktober 2007

シモン・トルプチェスキ

昨晩、トルプチェスキ Simon Trpčeskiの演奏聞きました。デュトワ指揮、オケはフィルハーモニアで、ラヴェルのピアノ協奏曲のト長調。

席は3階席の2列目の真ん真ん中。ピアノの鍵盤全部見えますた。

1楽章、軽い軽い!軽く演奏してます。腕の動きとか指の使い方がまるでガーシュインを弾いているよう。再現部のハープの独奏の間、トルプチェスキはとても楽しそうにオケを見ています。まるで、オケとアンサンブルをしているよう。実際、この曲は、管楽器が少なく、まるで小さいバンドのようだし。ちなみに、弦は6型。

カデンツに相当するソロでは、単音のメロディーラインを良い音で、適度に響かせていますた。

2楽章。出だしの1ページ(デュラン版のスコアは1ページになっている)の演奏が独創的で、左手の伴奏を、きれいな弱音で演奏しつつ、右手のメロディーは、太めの良い音で、それなりに楽器を響かせるという感じなのだが、ペダルが変わっている。右手のメロディーは美しく、左手の伴奏はボケるように踏む。どういうことかというと右手を中心に踏んで、左手は和音の変わり目でも、不協和音を恐れずに、完全に踏みなおすということはしない。左手の和音が、目に焼きついた残像のように次々に残っていく。だから、右手が前景、左手が背景という感じで、まるで、映画の回想シーンで、背景がボケているような感じ。だから、記憶の中を彷徨っているみたいな感じの音楽が結果として出来上がっていた。

本当にそういう高等なテクニックを使っていたのか、または、単に、右手中心にペダルを踏んでいただけなのか・・・。

2楽章の2ページ以降は、ずっと伴奏に徹していた。木管楽器が次々にメロディーを演奏する伴奏の一部と化していたので、やっぱり、まるで小管弦楽のアンサンブルをしているようだった。まぁ、この曲自体そうと言えば、そうなのだが・・・。

3楽章。出だしは、親指側にあるメロディーはあまり浮き出さず。とにかく勢い重視。この楽章も、軽々と、まるでジャズバンドのピアニストのように弾く。

最後の最低音のgのオクターブを弾くと同時に(実際はgとa)、梃子の原理で立ち上がり、デュトワと握手。これもポップスチック。

拍手の最中も、まるで自分がオケの伴奏をしていたかのように、オケに対して拍手を続けていた。

アンコールの前にスピーチあり。二日前にToshe Proeskiというトルプチェスキの友だちのマケドニア出身のポップス系のアーティストが交通事故で亡くなったのだそうだ。26歳という若さだったそうである(トルプチェスキは28歳)。その追悼の意で、大衆音楽チック、そして、記憶の中の音楽が出来上がったのかも。

そして、アンコールは、初見演奏のためのプレリュード。そんなに遅くないテンポ設定。このアンコールで、初めて、ラヴェル然とした音色をピアノから引き出してきた。

Dscf1123コンサート終了後、ロビーでサイン会あり。せっかくここまで来たので、その場で、トルプチェスキのラフマニノフのCDを買って、サインしてもらった。日本から来たのですか?と聞かれてそうだと答えると、画像のようなサイン。サインをしてもらっている最中、2楽章は、記憶の中の音楽のようだった、と感想をいうと、Yeah!という返事。帰りがけも途中「アリガト」と日本語が入れて挨拶してくれた。トルプチェスキ本人は、まだまだ若く、画像のジャケ写のような笑った表情が良く似合う。

ちなみに、フィルハーモニアの定期ですが、一回前はルガンスキーを迎えて、ラヴェルの左手のための協奏曲で、一回後は、ユンディ・リーを迎えてグリーグのピアノ協奏曲だそうです。w(^_^)w

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sundag 30. september 2007

芦屋交響楽団第68回定期演奏会

昨日は、Gの団員1名と旧Gの団員1名、計約2名とともに、シンフォニーホールでアマオケの演奏会を聞きました。曲目は、スペイン奇想曲、芥川のラプソディア、チャイ4。

ここの定期を聞くのは、8年半ぶり。この前聞いたのは、ラフ2。その前は、チャイ5とか海とか幻想とかペトルーシュカとか。定期以外だと、カルメン組曲とか。

2階席正面1列目のちょいコンバス側で聞いたのだけど、Gの現団員の1名曰く、ちょっともわもわした音響の席ということ。ここのホールはいったいどこがベストなのだろう?Balが聞いた限り、弦は、直接音3割、反響音7割、木管は、遠い音場に聞こえ、ホルンは反響板をうまい具合に使って聞こえ、金管が一番グッドな音響で聞こえました。ちょい打楽器の反響具合が良過ぎで、特に、タンバリン、カスタネットの効果音が入ると、ほかに何も聞こえない、という席。これが、2階席正面の1列目?

チャイ4第2楽章冒頭のオーボエの長~いソロの途中で、セコバの一番後ろの列の女性の方が弓をバシンと落としたのにはマイッタ。え~~~っ?ここって、すごいソロなのに~~~~~っ!すごく指難しいのに~~~~~~っ!息吸うところ全然無いのに~~~~~~っ!どうして、ここに限って弓落とす~~~~~~っ!?おかげで、そのあとオーボエの人が、どのようにこのフレーズをクロージングしていったか聞き損ねてしまった。

演奏会後は、今度Gを振って下さるM先生の楽屋を訪ねてご挨拶をし、夜11時近くまでホール近くの九州系居酒屋でG関西支部の集会してました (^_^)

そうそう、芥川のラプソディアって、どっかで聞いたことあるなぁ、どこのアマオケの本番で聞いたんだっけかなぁ?っと、ずっと思ってたら、実はCD持ってますた (^_^;;; Naxosのニュージーランド響の演奏です。指揮は湯浅さん。今日は朝から5回くらい聞いてます。(^_^;;; さすがプロだけあって(当り前か・・・)、それに録音なので、細部もクリアに聞こえるし、バランスもいいし、何より歌が伝わって来ますた (^_^)

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sundag 15. juli 2007

これがサリュソフォーンかっ?!

ちょっと前にNHKの芸術劇場でデュトワが指揮した宮崎国際音楽祭のオーケストラの演奏会を見た。ファリャとかラヴェルとかのスペインの音楽の演奏会である。

TVをつけたのが遅くて、既にラストのボレロを演奏していた。しばらく見ていて、珍しい楽器を発見!バスーンの隣にいる金属製の楽器である。「これがサリュソフォーンかっ?!」と、大変びっくりした。初めて見たからである。

色は銀色。形は、ベルが上を向いたコントラファゴットに似た感じ。同じく金属製でベルが上を向いた銀色の楽器でも、コントラバスクラリネットのようにキーはごてごてと付いていないように見えた。

このサリュソフォーンという楽器は、ラヴェルのスペイン狂詩曲のスコアでしかお目にかかったことがなかった。そして、この日の演奏会では、スペイン狂詩曲も演奏されていたのである。

スペイン狂詩曲のスコアでは、バスーンの次の段に書いてある。コントラファゴットの代わりに使われているのだ。だから、この演奏会で、バスーンの隣の席にいたコントラファゴットでない楽器が、サリュソフォーンちがいないと思ったわけである。

スペイン狂詩曲で、コントラファゴットで代用せずに、ちゃんとサリュソフォーンを使ったのは、デュトワの指示に違いない。さっすがデュトワ!

さて、この宮崎の音楽祭で、デュトワは、ファリャのペドロ親方の人形芝居も上演したそうである。これも滅多に上演されることのない珍しい曲なので、そっちの方も見てみたかったなぁ。この曲好きなんだよなぁ。それに、ホンモノの人形芝居も見てみたかったし。

ところで、てもとにあるボレロのスコア(半額セールで買ったデュラン版)を確かめたのだけど、実はボレロではサリュソフォーンじゃなくてコントラファゴット(コントルバッソン)が指定されてるのね。チャンチャン。

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onsdag 27. juni 2007

グリーグ/抒情大曲集

久しぶりに原田さんのサイトを訪問してみた。そしたら、なんとグリーグの抒情小曲集のレコーディングをしたというではないか!いやぁ、楽しみだ。

原田さんの抒情小曲集は第5集 作品54を演奏会で聞いたことがある。松方ホールだった。そのとき大変驚いたことに、抒情小曲集というのは、日々の生活の中の一頁を綴っていったものだと思っていたのに、特に第5集とはいろいろな風景を綴っているはずのものなのに、しかし、原田さんの日々の一頁というのは、大変スケールが大きいらしく、その風景には人間の内面が大きく立体的に奥行きを持って投影されていて、抒情大曲集と呼んだ方が適切なのではないかと思うくらいだった。そして、聞いた後、ちょっとした疲労感を覚えたものである。

特に驚いたのは最後の「鐘」である。楽譜上は、とても空虚な音の羅列に見えるのに、それが原田さんの手にかかると違うのだ。鐘というより響きがホールに響いていく軌跡がまるで目に見えるように、まるでその響きに質量があるかのような圧倒的な威圧感を持って、放り出され、そして、消えて行ったのである。

今度の録音では、抒情小曲集のどの曲を抜粋したのだろう。まさか全曲ではないと思うが・・・。抒情小曲集の選曲も、ピアニストの感性が現れるものなので、大変楽しみである。

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måndag 21. mai 2007

未来の自分への贈り物(3)

それで、新世界なんだけど、ここでBalが見たのは、新大陸から郷里を恋焦がれている作曲家の姿ではなく、目の前の名曲に果敢に取り組む若者や、もがき苦しんでいる若者や、迷いを捨てきれない若者の姿だったのである。あー、みんな貴重な青春の一頁を描いているんだなぁ、でも、これが青春の一頁などと、本人達にはわからないよなぁと、別の意味で目頭が熱くなったのである。

未来の自分への贈り物とは、このことである。若いときに、苦しんだことこそ、未来の自分に残るものであり、何も苦労せず上手く行ったことなど忘れてしまうのである。きっと、今回の演奏会の練習や本番で苦しんだ人は、貴重な宝を作ったことに違いない。この宝は、何度も新世界に再会するたびに、どんどん磨かれて、どんどん光って、もっともっと素晴らしい宝になっていくに違いない。と、そう思ったのである。つまりは、未来の自分に素敵な贈り物をあげたのである。

Balのばやいは、やはりチャイ5だな。チャイ5の価値などわからず、何もしなかったあのとき。そりゃそうだ、そんな歳だったのだもの。あのとき、チャイ5を磨いていなかったことが贈り物と言えば、贈り物かも。

ということで、その土曜日は、未来の自分への贈り物をしたたくさんの若者を見た日だったのある。

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未来の自分への贈り物(2)

未来の自分への贈り物の(1)は、すっごく眠たい状態で書いたので、最後の方は、配慮のない文章になってましたですね。

そうそう、ペールギュントに話を戻すと、朝は、管のハーモニーの伸びが足りなかったのに対して、弦があの何気に難しいアルペジオをさらっと弾いていてびっくり。どういう練習をしたのでしょうか?

そして、オーセの死の指揮がこれまたすごかったのですよね。アマチュアだからと言って、全然手加減しない指揮をしてたのですよ。それに、弦が良く応えてました。きっと、本人たちは自分たちがすごい音楽をやっていることに気がつかないのでしょう。すごいポテンシャルを持った弦です。

あと面白いのが、オーセの死って必ず観客で咳をする人がいるんだよね。絶妙に。昔、ベルリンフィルの何周年かの記念コンサートで、オーセの危篤って曲をやってたんだけど、オーセの死を演奏してるんだけど、降り番の団員が客席のあちこちに座ってて、咳をやらかすって奴。曲の終わりの感極まるところでは、指揮者が財布を落としたりとかというパフォーマンスありで、最後にはステージ上の弦楽器の団員がいっせいに咳をするって奴。土曜日の観客も、絶妙に咳をやらかすんで、この曲とはそういう曲なのだと感服したのだった。

アニトラの踊りは、div.ばかりなのに、良くあそこまで演奏できまするね。このときは、観客も静かで、聞き入っていました。この曲終わったとき、すっごく拍手したかったんだけど。それくらい、すごかった!

山の魔王の宮殿にては、最後の最後でテンポアップをしてなくて、レセプションのとき、先生に、手加減しましたね、と責めてしまいました。それはそれとして、打楽器がうるさくて何も聞こえなかったです。

イングリードの嘆き?は、ラッパが素晴らしい。リハを通して、あの頭なし3連符を一度も外しませんでした。主部に入ってからは、コンミス嬢の怠惰のおかげで、低弦がずれたのが痛い!

アラビアの踊りは、タンバリンは何気にブラバン系で、ちょとパフォーマンスし過ぎ。ソプラノ代わりのバイオリンのメロディーは、きれいに歌ってたけど、やっぱみんな若いから、艶がどうしても足りないっつうか、ストバイの表の皆さんは、みんな艶やかな衣装だったのに・・・。全体としては、アラビアの雰囲気が出てて、よかったですよ。

難破の曲は、打楽器で細かい音がかき消されるところが、そこここに。

ソルヴェイグの歌は、木管の合いの手のハーモニーが恐いのはわかるんですけどね。この曲に限っては、弦がもちっと自主性があっても良かったかなと。指揮は、歌詞で言うところの一番の後半の長調のところが凄かった。始めの3拍は、まるで、花びらを描くようだった。もっと、仄かに暖かいふわっとした音が出てきてもよかったかも。ちょと高望し過ぎ?

なんて、細かいことを書いてすいません。

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sundag 20. mai 2007

未来の自分への贈り物

未来への自分への贈り物とは、ここでは記憶のこと。

曲目は、ペールギュントとか、新世界とか。演奏は音楽非専門の大学生の皆さん。

いやぁ、皆さん、上手かったですね。オーセの死とアニトラの踊りが、最も感服しましたです。こんなに上手な学生オケがあって良いのでしょうか?皆さん、指揮を良く見ていました。指揮とは、理解するものではなくて、感じるものですよね。考えてから音にするのは遅いのです。見たまんまを音にすることですからね。みんな見事に指揮に付いていって、一つにまとまっていました。

と聞こえはいいけど、本当は、指揮者とみんなとコンマスの三者一体が望ましいのだけど、昨日はコンマス不在。ちょっと危険です。見ていて、指揮とみんなとの一体感は唖然としたけど、コンミスの不在にも唖然とした。ですから、一つにまとまった演奏というのは、作られた結果ではなくて、偶然の産物なわけだと。

管は金管が中庸。典型的な学生レベルで、木管がこれまた、冬のGのことを棚に上げて、よろしくなかったかも。本番のコンディションを含めて、実力ってことはありますからね。新世界のスケルツォが、リズム上、最も弦と噛み合わなかった。それより何より2楽章ですかね。オケ全体に影響を与えたのは。2楽章は冷や汗、動悸、息ぎれが多々あったかも。

続きはまた明日

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torsdag 17. mai 2007

響きの情景

先週の金曜日に教育TVで、かのブレハッチ君のショパンのソナタを聞きました。緩徐楽章から聞いたんだけど、なんかパッとしない演奏。続いて、イム・ドンミン君のスケルツォを4曲。ショパンって詳しくないけどサ、あれ?スケルツォって、もっと響きの情景が豊に広がってくる曲じゃなかったっけ?どうにもこうにもこの二人のショパン観が伝わってこなくて、感動できなかった。

それに対して、土曜日の朝、ANA機のクラシックチャンネルを聞いていたときのこと。キエフの大門の上原彩子の演奏だった。飛行機の雑音ばかりの演奏で、音質も良くないんだけど、だけどそれでも上原彩子の音楽が伝わってくるんですよね~。上原彩子のあのともするとエキセントリックな弾き方、ピアノに向かうエネルギーが目の前に広がってくるんですよね~。さらに、上原彩子が見ているキエフの大門の情景が見えてくるんですよね~、不思議ですね~。

やっぱ、演奏って演奏者が演奏する曲に対してどのような世界を見ているかというのがないとどうにもこうにも聴衆にとっては音楽が伝わらないものなのかも。

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sundag 22. april 2007

コンセール21

昨日はコンセール21の演奏会を聞きに行きました。

オールフランスプロ。牧神、海、ラ・ヴァルス、ボレロ。

アプリコって初めて行ったんだけど、きれいなホールなんですね。びっくりしました。

20年振りに知り合いのクラ吹きに会いました。その方が吹いたボレロのソロはばっちりでした!

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måndag 26. februar 2007

クラシックの演奏会

カミさんが出演したアマオケの演奏会を聞いた。

聞いたのは,2階席の前後真ん中,左右真ん中で聞いた。

1曲目は,2楽章の終わりまで,明らかに機械から発せられるようなピーーーーという音がずっと聞こえてきて,鑑賞するのに集中できず。

集中できないながらもわかったのは,なんかあんまし面白くない感じ。

2楽章の最後でピーーーーーという音が止んだ。そうして聞いた第3楽章。音がボタボタとして,これってスケルツォ?

第4楽章も積極性のなさに盛り上がりに欠けた次第。

2曲目は一転して,演奏者が音楽に乗った共感できるノリ。ノリのよかったのは,バイオリンと木管一列目とティンパニ。ほかは,なんか冷静過ぎたかも。

第2楽章の独奏バイオリンのきれいさにびっくり!そして,うっとり!2階席にもそんなきれいな音が届くとは,名演でした!

アンコールは,カミさんから,本プロ同様,たくさん練習したと聞いていた。演奏がそろい過ぎていて,ちょっとつまらなかった。もっとはじけてもらわないと。

技術的には,ラストのピコロの16分音符の難所のあと,オケ全体が息切れしたような,キメに欠ける演奏。壊れていいから,元気良くやって欲しかったところ。

演奏終了後,辛口で有名なカミさんの友達の女流ビオラ奏者に出会う。やっぱり,バイオリンの独奏に感激したということだった。そのほかの感想は,細部は違えど大筋はBalのと同じ。

打ち上げに出て,最後の最後で指揮者の先生にご挨拶。来週もアマオケを振る本番があるということだった。この演奏会を限りに,関東に引越しされるコントラバスの方が聞きに行くことになった。会場への行き方をBalが案内することになった。

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torsdag 18. januar 2007

大成功と大失敗

Gの演奏会は、全体的には大成功だったのに、個人的には大失敗で、表面上は空虚にとりつくろっている最中・・・。嗚呼・・・。

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tysdag 16. januar 2007

演奏会終了

ということで、1月14日の日曜日は演奏会があって、カミさんと誰かさんは、とあるホールに聞きに行ったのだった。カミさんは、最近、プロの演奏を聞きたくてうずうずしてらしく、とても楽しみにしていた。

しょっぱなはJ.シュトラウスの「こうもり」序曲。実は、カミさんも練習している最中である。プロの演奏を聞いて、やっぱ「こうもり」はこうでなくっちゃ、と思ったようである。

2曲目はモーツァルトのリンツ。カミさんは眠ってしまったようであるが、誰かさんはずっと起きていたようだ。さっさとリンツのCDでも買って、誰かさんの記憶に定着させねば。

休憩の後は、新春らしくシュトラウス三昧。誰かさんに「どんな曲が良かった?」と電話で尋ねたところ、「ポルカ!」という答えが返ってきた。そこで、「遅いポルカ?速いポルカ?」と聞き返したら、「速いポルカ!」ということである。どんなポルカだったんだろう。

ちなみにプログラムは次の通り。

演奏:大阪シンフォニカー、指揮:阪哲朗
ヨハン・シュトラウス:喜歌劇「こうもり」序曲
モーツァルト:交響曲第36番「リンツ」K.425
ヨハン・シュトラウス :ポルカ「クラップフェンの森で」Op.336
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ「騎手」Op.278
ヨハン&ヨーゼフ:ピチカート・ポルカ
ヨハン・シュトラウス:ポルカ「雷鳴と電光」Op.324
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「天体の音楽」Op.235
ヨハン・シュトラウス :ワルツ「美しく青きドナウ」Op.314
休憩後半には指揮者コーナーもあり、アンコールはラデッキー行進曲で楽しく終わったということである。

ちなみに、このプログラム。前日の1月13日に、大阪シンフォニカーの第45回名曲コンサートと、ほぼ同じ。違うのは、こうもり序曲は後半の一曲目だったってことと、前半の一曲目はシュニトケのモーツ・アルト・ア・ラ・ハイドンだったってこと。

カミさんと誰かさんが行ったコンサートは、親子コンサートで、半分が親、半分が子供だったので、そんな聴衆にシュニトケっていうプログラムはありえないよなあ。

Gでもシュニトケやったら面白いのに。「大管弦楽のための真夏の夜の(虚)夢」が面白いんだけど・・・。この曲の原題は (K)Ein Sommernachtstraum というのだが、最近は、「夏の夜の夢、ではなくて」と訳されることが多いみたい、っていうかそれが定着しているようだ。う~む。

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sundag 22. oktober 2006

全国大会

061022_2259初めて、普門館に行った。第54回全日本吹奏楽コンクール高校の部前半。最近は、どこの学校もハープがあってびっくりした。2台ハープもざら。チェレスタもあるし。

速攻でCDが売られるのにはびっくり。世の中速い!前半の部が終わったら、すぐに号外も出た。それがこの画像。

ところで、Balの個人的な信条だが、打楽器がサーカスであってはならない、と思う。少ない人数で、サーカスにならないように楽器の配置と担当を考えるのが、打楽器パートの腕の見せ所の一つだと思うのである。

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laurdag 12. august 2006

ナマ連祷に萌え~♪オリヴィエ・ラトリー オルガンイブニングコンサート

060811_1904 大久保の練習場でポスター見て、行ってみたいなとは思っていたけど、ずっと忘れていた。今日の昼間、夜に映画でも見ようかと思ったが、なかなかよろしいのがないので、その次、にコンサートを探し始めた。で、行き着いたのがミューザ川崎のサイト。なんという偶然!ということで行って来た。で、ミューザって、初めて行ったのですが、客席入ってびっくりした。客席が左右に微妙な傾斜が着いているんですよね。全席自由だったんで、いいところはないかと客席を移動したのですが、歩きづらいのなんの。目が回りそうです。でも、なかなかよさげな雰囲気です。このホールで、オケも聞いてみたいな、そして、オケでも吹きたいなと思った次第。

8月12日(金)20:00開演
オリヴィエ・ラトリー オルガンイブニングコンサート
曲目
ダカン/オルガンまたはクラヴサンのノエルの新しい曲集Op.2より第8曲「異国風のノエル」
バッハ/18のライプツィヒ・コラール集より「おお愛する魂よ、汝を飾れ」BWV.654
バッハ/パッサカリア ハ短調 BWV.582
メシアン/「キリストの昇天」より第2曲「天国を希求する魂の清らかなアレルヤ」
アラン/連祷
デュリュフレ/アランの名による前奏曲とフーガ
ラトリー/即興演奏
(アンコール)
ボエルマン/ゴシック風組曲Op.23より第4曲「トッカータ」
シャルパンティエ/タンブーランのノエル
ハチャトゥリアン/剣の舞

060811_2126 先ず、ミューザ川崎のオルガンはクーン社製の4段鍵盤とペダル鍵盤。会場に入ると、壁のオルガンにスポットライトが当たっていて、それから、移動鍵盤が指揮者のところに配置してあった。取り合えず、壁のオルガンを見上げなくて済むように、丁度、真正面に見るように2階席のあたりとし、レジストレーションの操作とかもちょっと見えるように、右寄りに座る。写真は終演後に移動して撮影したもの。

演奏が始まると、客席は暗くなり、壁のオルガンだけスポットがあたる。だから、会場は結構、暗い。ミューザ川崎はすり鉢状のホールで、壁は木の色を生かしてあるので、まるでディズニーかなんかのアトラクションにでもいるような感じ。しかしそれも、演奏が始まって、コンサートの雰囲気となる。

1曲目、ダカン。民謡風の6/8拍子の楽しげなメロディー、ト長調。フランス人ならこう崩すだろうという、リズムの歪み方からして、フランスっぽい。始めは、ペダルなしのレジストレーション。段階的に、ペダルまで持ってく。いいねぇ、ペダルは!オリヴィエさん(Balと同い歳だが・・・)は、オルガン奏者にしては左右に体を振る面白い動きの人だ。前菜よろしく楽しげな曲があっという間に終わった。観客は勝手がわからず、拍手なし。

2曲目、バッハのコラール前奏曲。静かな曲でした。Es-durの曲。コラール声部のストップが、生々しい。オルガン的なんですけど・・・。ここから拍手あり。

3曲目、おなじみのパッサカリアとフーガ。レスピーギもストコフスキーもオーケストレーションしてる有名な曲ですね。やっぱ、パッサカリアはハ短調ばっかりで飽きました。フーガに移って、様々な調が出現して一安心。ところで、この曲終わった後、ホールでオルガンの残響が消えていないのに拍手が始まって、ちょっと今日の客はレヴェル低いかも。

バッハ終わってオリヴィエさん、指揮者位置にある移動鍵盤に移動。客席に背を向けて第4曲を演奏。照明は、移動鍵盤のあたりと、壁のオルガンのパイプの2箇所に絞る。

4曲目、メシアン。昇天って、復習してなくて、4曲のうち、どの曲か思い出すかなぁ、と思っていたが、始まった途端、あぁ、この曲、オケ版だと木管のユニゾンで始まる曲だと思い出す。この曲についてこれた客はどのくらいいるのか・・・。コンサートから戻って来て、オケ版とオルガン版の両方を復習しようと思ったが、どっちのCDも神戸に持ち帰っていた。残念!

5曲目、アラン。待ってました!ナマ連祷、始めてです。感激です!曲が始まってすぐのフレーズで感じたことなんだけど、オルガンって、指を離して、音をパタッと止めて、その残響も含めて音の長さとするところがあって、かっこいい~~~と思ってしまいますた。

ところで、オリヴィエさんの連祷、ちょっとテンポが遅いかなと思ったのですが。あと、やっぱ、カタストロフィというか、エクスタシーの頂点への持って行き方が、ちょっと計算が足りないように感じたのですが、というのもなんか最後の和音への到達が唐突という感じがして。でも、まぁ、ナマ連祷はナマ連祷だからして、初体験終了。

6曲目、デュリュフレの曲。デュリュフレはレクイエムを、カペレの演奏でオーチャードで聞いたことがありますが、甘めの和音がいいですね。このアランの名による前奏曲とフーガでは、a-d-a-a-f-aというようなファンタジー風の動機で始まり、途中で、アランの連祷のメインメロディーが引用されている、連祷のあとに演奏するのにふさわしぃ~、という曲でした。

ラスト、即興演奏。テーマが主催者から与えられオリヴィエさんが曲にするというもの。で、与えられたモチーフが、東京音頭!キーはト短調、第1節が与えられました。先ずは試し弾き。会場から笑いが漏れる。その後、オリヴィエさんはレジストレーションのセレクション開始。幻想曲風のアラベスクを伴う6連符系の伴奏で呈示。2回目の呈示で早くも変形開始。長かったけど、面白かった。明らかにフランス近代もしくは現代の感じ、増和音、減和音を多用していて、甘くはなく厳しめのファンタジーというかカプリス。出来上がった曲をBalが名づけるとすれば、Caprice sur un thème de danse Japonais。この曲では、ラストに向けて、ペダル声部(バスライン)の音を上昇させたので、わかりやすいコーダが形成された。面白かったです♪

アンコールは3曲。

1曲目は、出ました!ボエルマンのトッカータ!イントロでわかりました!Balでも知ってるポピュラー曲。この曲は盛り上がります!

2曲目は、知らない曲。踊りの曲だとは思った。ペダルなし。左手の低い音で伴奏。右手は笛の音色で民謡風の旋律を奏でる。かわいらしい曲である。しかし、迫力がないので、この曲で、この演奏会を終わるわけには行かない。次に続く・・・。曲名は、演奏会終了後の看板で確認したところ、シャルパンティエのタンブーランのノエルと判明。古めかしい踊りの曲だったので、ギュスターブ・シャルパンティエではなくて、マルク=アントワーヌ・シャルパンティエの作であろう。辞書で調べたところ、「三つのノエル」(fl, str, bc)のうちの1曲かも。

3曲目は、剣の舞。オルガン奏者というのは、リズムをはしょるのが得意だとは知ってるけど、一般の人はどう思ったのだろうか。演奏会は盛上がったが、会場が明るくなる前に、拍手が止んで終了。アンコールを3曲聞かせてもらったから、もういいかというゲンキンな客だ。

今度、オリヴィエさんのCDでも探してみよっと。

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måndag 7. august 2006

聞いてて疲れた

まぁ,日曜のコンサートは観客だったわけだけど,全く関係者では無いとは言えないので,半観客,半関係者という気分で,さらに,同業者であるからして,まぁ,なんだね,はっきり言うと,疲れた,というのが本音である。

デュカスは,思っていたほどひどくはない音で始まりはしたものの,どうも,吹っ切れた楽器の鳴り方ではなかった。特に第一バイオリン。もっといい音がしたはずである。そんなに指揮者に対して畏怖の思いがあったのか。そりゃ,何も言わない人というのは,音楽でなくたって怖いものである。

指揮を見る限り,指揮者は要所要所で鋭い音を要求していた。頬をカミソリで切るような鋭い音を要求していたところもあったように思う。しかし,オケ側は不発。箒が斧で割られた後,驚くも指揮者はテンポを落とした。どうなることかと思ったら,途中からテンポを上げだした。しかし,テンポを上げだしたところで,c-bsnはついていけず。そういう,指揮の変わり目が読めない奏者の扱いは,どうしたらよいものか,と思う。

Gでもそうなのだけれど,曲線を描いていた指揮者の手が,バウンドし始めたときとか,そういう変わり目に気がつく能力を持った人というのは,アマオケでは大変少ない。本番の板の上での指揮者との丁々発止はそれが楽しいのに・・・。

コーダ手前,カタストロフィを迎えたファンファーレも,なんか吹っ切れなかった。残念。

コーダはというと,途中,vaの弛んだ音色とリズムと音程のsolaが,日曜日現在での指揮者のBMI指数と,かけ離れていたように感じたのは,ご愛嬌として,もっといただけないのはラストである。

演奏が終わった途端,隣にいた誰かさんが,こう言った。「まちがえたネ」「どこ,まちがえたの?」「遅かった」「指揮者は速かった?」「速かった」。という誠に拍子抜けした終わり方で,曲尾は堂々とゆっくり終わるって誰が決めたんじゃい?と怒鳴りたくなるような終わり方。大体,このオケは,花のワルツだって,ritをかけて終わらせるというダサダサ常習犯であるから,むべなるかな・・・。

チャイコフスキーは,ピアノが独奏であり,しかも,独奏者はロシア音楽のエキスパートであり,ありとあらゆる語法で音楽を紡ぎ出していたので,指揮者の音楽を主張する幕はほとんどなかったのだけれど,それでも,要所要所で,指揮者が冴え渡る筈の音があった。

第一楽章は,特に,Gesの長三和音の独奏ピアノとオケの応酬。指揮者は,張りのある音でインテンポで持っていきたかった。むしろ,微妙に,accel.をかけたかった。しかし,オケは遅くした。第二楽章,金管を含めたトゥッティの一発,指揮者は指揮棒を突き刺すように振った。しかし,オケはボテとした音で答えた。そして,第三楽章,ピアノの第一テーマを弦がヘミオラ(1拍半のリズム)で伴奏するところ,指揮者は,緊張感プラスドキドキ感のあるリズムを,これまた巧妙なタクトさばきで示した。しかし,弦は全然ドキドキせず。

とまぁ,こういう感じ。こういうときは,コンマスの技量がものを言うものだ。そして,コンマスの技量は,普段のオケのメンバーが支えるものだ。これがまさにGの追体験・・・。やっぱ,若いコンマスというのは,オケのメンバーが優しく育てて上げないと・・・。よく頑張ってるね,と微笑んでいるだけではだめなのである。

さて,ご愛嬌の音程のファンファーレで始まったマーラー。これは困った。たしかに指揮は,要所要所で音に表現をつけていて,それに反応できないオケもオケだけれど,もしそれを全部実現したときには,どんなマーラー像が浮かび上がって来たはずなのか,はなはだ疑問。葬送行進曲で始まった音楽は,くどくならないような音楽作りをしているように見えた。例えば,短調から長調の変わり目で表情をつける。その効果を出すために,その前後のアゴーギクはいっさいしない,みたいな・・・。まぁ,取り合えず,耳は耳として,目で指揮から紡ぎ出される筈の音楽を追った。

第一楽章,第二楽章と続き,第三楽章も突き進んだ。あまりにも,突き進むものだから,それはどんどん疑問に変わって行った・・・。「歩みを止めないということはどういうことか?」「これはワルツなのだろうか?レントラーではないのか?楽しいワルツなのか,楽しくないワルツなのか?」「孤独とは一体何ぞや?孤独を感じてはいけないのか?孤独を感じるということは,弱いということなのか?孤独を表現するということは恥なのか?」。第四楽章のアダージェット。「どういうものを表現しようとするとき緩まないものなのか?緩むということは隙を見せることなのか?」「艶を表現するというのは卑しいことなのか?」。第五楽章のロンド。「このロンドは『輪舞曲』なのか?頭に花輪でもつけて,軽やかに踊るロンドなのか?実は,ゲルギエフが,ショスタコの8番の第5楽章で示したような,皮肉としてのロンドなのか?」

曲尾の直前のトゥッティ,輝かしいコラールは,いちおう指揮者とオケが迎合した幸せな音がこの日の演奏会始まって以来,初めて鳴ったように感じた。それも束の間,その直後は,またカオスの世界に戻り,冥王星の彼方に飛んで行ったような,恐ろしい幕切れとなった。

なんでも,指揮者は,このマーラーの曲は「ウィーンの街のそこここにかすかに残る金箔」のイメージがあるのだそうだ。それから「飲み込めない意思」を感じるのだそうだ。しかし,そうして表現されたもの,もしくは,表現されたはずのものとも,それは違うように思えたので,なかなか腑に落ちない疑問だらけの演奏会だったのだ。

しかし,コンサートを聞くって,エネルギー使うよね。打ち上げも配慮の連続で,疲れたかも・・・。

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それは突如Liedを奏でる楽器になった!

原田さんの演奏を聞いた。ピアノコンチェルトだった。原田さんがこのピアノコンチェルトをどうやって弾くのか、とても楽しみだった。

全編、原田節炸裂!チャイコフスキーの音楽を描いていた!のではなく、チャイコフスキーの世界を描いていた!

1楽章のメロディーでは、ダイナミックな中にも、部分部分、原田さんがチャイコフスキーの四季を弾いたときの姿を彷彿とさせた。すなわち、四季はチャイコフスキーの作品の中でも、エウゲニ系の私的小説の側面を含む作品なのだが、そんな姿が垣間見られたのだ。また音色としても、まるで、くるみ割りのチェレスタを弾いているようなところもあった。言っておくが、くるみ割りのチェレスタと言っても、金平糖の踊りだけを参照してはいけない。

2楽章はこれまた驚いた。通常だったら、心理的な側面、情熱、憧れと言った辺りをクローズアップして演奏するこの曲を、原田さんが紡ぎ出した世界は、緑の風景を風がそよぎ、木漏れ陽が揺らぐ様や、または、街のざわめき、人々のおしゃべりや、いろんな楽しげな雑音、と言ったものが、ピアノから聞こえて来たのだ。

このことを、恐縮ながら打ち上げ会場で原田英代大先生に申し上げたところ、「そうでしょ、チャイコフスキーはシャイな人だった思うの」というようなお返事をいただいた。それが協奏曲で繰り広げられるとは、驚きである。感服しました。

そして、アンコールはトロイメライだった。一週間前がシューマンの命日で、演奏してくれるように頼まれていたんだけど、このコンサートのリハーサルに出るため日本に戻らなくちゃいけないから、ということでシューマンの演奏会を断ったのだそうだ。その代わりということだったのだ。これまた、どうして原田さんが、シューマンの中でもトロイメライをアンコールとして弾くのか?その疑問は、始まってすぐに氷解した。

驚いたことに、その楽器、つまり、そのピアノは、突如、大ホールでピアノコンチェルトを奏でる楽器では無くなったのだ!Liedを紡ぎ出す楽器に変わったのである!!!トロイメライは歌だった!声を伴った歌だった!歌詞も持っていた!あるときは、テノール歌手がppで思いを伝える歌だった。una cordaではなく、テノール歌手のppだった!どの節も、歌詞が違っていた。すなわち、例えば、メロディーの冒頭のc-fだが、繰り返すたびに母音も子音も異なっていたのである!

シューベルトチクルスを展開する原田さんならではのトロイメライ!してやられました!!!

これは何が何でも都合をつけて鱒の演奏会を聞きに行かねば!

Gにも来てくれないかなぁ・・・。

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måndag 17. juli 2006

ヴァルス・トリスト

ヴァルス・トリスト、Valse triste、悲しき円舞曲、この曲、好きだけどサ。ちょっと、速過ぎない?クライマックスのところ。ヤルヴィのお得意の北欧物だってのはわかるけど、なんで、エロイカのアンコールなの?

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laurdag 20. mai 2006

演奏会

今日、聞いた演奏会。お世話になっている指揮者の先生と、その昔、お世話になった団体の演奏会。二つ上のflの先輩にチケットを融通してもらって、先輩の隣で聞いた。良い席だった。休憩では一つ上のtrbかつ学指揮の先輩と遭遇。お元気のようで何よりである。

演奏は、細かいことを言えばBalのことであるからきりがない。なので、大雑把なとこだけ言うと、総じて、最後は良かった。楽しい気分になった。元気をもらった。基本的にはgoodな演奏会だった。

演奏終了後は、指揮者の先生の楽屋に訪問。ご挨拶したところ、レセプションに行きましょう、と言われたので、セミフォーマルな格好じゃないけど、行くことに。当初から、行きたいとは思っていたが・・・。

東京や神戸と違って、演奏会とレセプションの間に時間がある。演奏会が終わったのが4時過ぎなのに、レセプションが始まるのが6時40分。その間、そのflの先輩のお宅にお邪魔した。歩いて行けるところだったのだ。

レセプションはフォーマルな立食パーティー。しかし、Balの格好は、ジーンズと長袖Tシャツ・・・。急遽○○代表でスピーチをすることになった。まぁそういう歳だし・・・。歓談や他の方のスピーチの最中に、自分のスピーチの原稿を頭の中で執筆。顔で笑っていても、飲み食いのペースが落ちる・・・。途中、flの先輩は次の日、自らの本番があるので、帰ってしまった。何でも、エニグマのトップを吹くそうだ。結局、スピーチはレセプションの最後の方だったので、口に出来たのは焼きそばがふた口程度。まぁ、ダイエットにはいいかも・・・。

レセプションの後、bsnの後輩の車で、打ち上げ会場の居酒屋に移動。しかし、打ち上げは1時間後。それまで、別の飲み屋で時間調整。これは0次会と呼ぶそうだ。

打ち上げが始まったのが9時50分。いやぁ、一晩で何度もおいしい宴会が続く。ここでもビールをかっくらって、10時50分に宴会場をおいとま。タクシーでTXの駅に向い11時5分の快速の最終に乗る。

面白かったぁ!・・・ところで、あわててタクシーに乗ったので、打ち上げの会費払うの忘れてしまったんですけど、どうすれば良いのでしょうか?Gの演奏会のチケット10枚送ればチャラになる?

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måndag 6. mars 2006

ガスパールとリサ

週末の音楽のこと。

土曜日に車で聞いたCDは、ニューヨークフィル/マズアのハイバリ他。このCD久しぶりに聞いたけど、やっぱプロはうまい!やっぱ、これだよ、これ!音楽は表情がなくっちゃ!ロビンソンが激ウマで感激しました!レーガーのモツバリもロビンソン素晴らしい!

あとはラフマニノフのシンフォニックダンス。今度の夏のGの曲だけど、やっぱね、ラフマニノフを聞き込むのはいいけど、なんかどんどん自分がうつ病になってくる気分。今、仕事が忙しくてね。平日プレッシャーやらストレスで苦しくて、それが助長される感じ。昨日なんか「死の島」なんか聞いちゃって、どうしようもないっす。昨日は、コンセルトヘボウ/アシュケナージを聞いたけど、アシュケナージのオケはなかなかいいかも!アシュケナージのピアノの録音は、残響が多くて嫌いだけど、オケはいいのかなぁ・・・。デュトワもフランスのオケ振ったら、素晴らしいけどネ。

あとは、リャードフの「オルゴール」やら、ダマーズの「シシリエンヌ・バリエ」やら、ショパンの「カンタービレ」やら、デュティユの「牧歌」やら。

夜は、教育TVのエマールの演奏会。エマールって、ドビュッシーの12の練習曲聞いたとき、なんか平板で抑えてるなって、思ってたけど、TVで見る限り、そんなに悪くなかった。やっぱTVは顔の表情が見えて、印象が変わってくるネ。シューマンも良かった♪けど、短調のバリエーションが続くので、気が滅入る・・・。

そのあと、教育TVでは、エマ・カークビーのショート・コンサート。エマ・カークビーって名前は聞いたことがあったので、自分のデータベースでサーチをかけたら、パーセルのディドーとエネアスのアリア、ヴィヴァルディのグロリア、ストラヴィンスキーの歌曲のCDを持ってることが判明。演奏としては、表情豊かでいい感じ。やっぱ歌手はこうでなくっちゃ♪

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måndag 31. oktober 2005

アマオケな日曜日

30日の日曜日は知り合いのビオラのお姉さんにチケットもらって、アマオケのコンサートを聞きに行った。白金方面のオケ。指揮者の名前はかねがね聞いていましたが、生演奏は生まれて初めて聞きました。

1曲目はモルダウ。なかなか、上手いじゃん!すごい、こんなにきれいな音のアマオケがあったんだぁ♪と感激。ハーモニーも良くあってるし!

2曲目はリムスキー=コルサコフのスペイン奇想曲。冒頭、トゥッティの細かい音が聞こえない!!!クラは、とっても上手!実は、Balの知り合いの人だった。すっごく上手い!この人、こんなに上手になってたのねん、って感じ。2楽章は、コントラバスがでっかい音で始まったのでびっくり。3曲目、やっぱ細かい音が聞こえない!4曲目、カデンツァの応酬はなかなかの出来。しかし、金管のファンファーレだけ、アウフタクトの3連符が揃わない。これ以降、どのフレーズも、どの楽器も、アウフタクトが、ふにゃふにゃしてて、一体、このオケのアンサンブルはどうなってるのだ?という感じ。

スペイン奇想曲って、好きなんだよね~。4楽章の後半から5楽章にかけて、いろんな音色のアンサンブルが万華鏡の様に変わるところが好き♪しかし、この日の演奏、ひとつひとつのテクスチャを味わうことなく、次々に進んでいってしまう。テンポも速い。テクスチャの味がわからん!ってことで、全体の印象として、細い万華鏡を早い回転で回された気分。最後のアレグロの細かい音も丸潰れ。

ドボ8は、冒頭のチェロはあんまし音が聞こえなくて、伴奏のハーモニーは濁ってて、で、始まり、細かい感想はたくさんあるけど、結局、まぁ、トゥッティのときに細かい音が何にも聞こえなくて、それは、アンコールのスメタナの道化師の踊りでもそうで、まぁ、そんなとこ。

もっとゆっくり演奏すればいいのに。管楽器には要所要所に素敵な演奏をする人がいるのに。

でも、ほとんど満席ってのは、素晴らしい~~~♪

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torsdag 20. juni 2002

原田英代ピアノリサイタル

 2002年6月15日、原田さんのピアノリサイタルを弾いた。また一つ勉強になった演奏会だった。
 場所は、神戸の松方ホール。曲目は、グリーグの叙情小曲集、リストのダンテの何とか、ラフマニノフの幻想小曲集、プロコフィエフの2番のソナタ。
 グリーグは、グリーグ本人がオーケストレーションした羊飼いの少年で始まる巻を全6曲演奏した。原田さんは小手先の音楽をしない人だった。大きく、大きくピアノを捉えていた。まるで、この曲集が、日々の生活の「ケ」の部分を綴ったのではなく、日々の生活にあるなにげない日常の中にある「ハレ」を大事に大事にそして大きく大きく聞かせるための曲のように感じた。凄かった。または、原田さんが演奏に込めた余りのメッセージの多さに疲れたほどだった。ピアノの鳴らし方が凄い。演奏というのものは、または、ピアニストというものは、ホールをどのように鳴らし、その響きの周波数をどのようにコントロールし、空間、時間、その全部をコントロールする人のことであることを体感した。原田さんはコンサートピアニストなのである。
 グリーグの歌い方は、ほかのピアニストには見られない、独自のものであった。がっちりしていた。骨太であった。その点、チャイコフスキーの「四季」を聞いたときのように、ちょっと肩透かしの部分もあった。小品集を聞きにきたつもりが大曲集を聞かされたのであったから。原田さんのグリーグは、決して内にこもることがなかった。原田さんにかかると、音楽の中にある「空気」というものがすべて「大気」に変わってしまう。普通の演奏ではなんてことはない「鐘」が最も凄い演奏のように感じた。「トロルの行進」の高音で奏でられる早い音符とか明瞭さを全く欠いていたが、原田さんの音楽にあってはそんなことはどうでもよいことなのだった。あっという間の6曲であった。


 続いて、リスト。ダンテのなんとか。この曲は、眠ってしまった。Balはリストはあまり好きではなのである。


 休憩後のラフマニノフ。やっぱり、原田さんのラフマニノフの演奏はすごい。ラフマニノフはラフマニノフなのである。その次のプロコフィエフもすごい。本物のプロコフィエフを聞いた。やっぱプロコフィエフのヴィルトゥオーゾはライブを聞いてぞくぞくしなければプロコフィエフではないのである。良かった。とにかく、本物のプロコフィエフだった。歪んだり、竦んだり、空回りしたりする気丈さ、重々しく複雑な低音、内声、空(くう)を彷徨い注視点の定まらないメロディー、プロコフィエフの醍醐味を、ヴイルトゥオーゾとともに味わった。よかった。
 アンコールは、ショパンのマズルカ、スクリャービンのなんとか、シューベルトの即興曲、もう一回ショパンでワルツ。特によかったというかびっくりしたのが、シューベルト。演奏会の開始からあんなにこき使ったピアノが、どこをどうリフレッシュされたのか、すごく新鮮な響きが引き出された。大変びっくりした。
 演奏会のあと、打ち上げに参加した。19人くらいで、近くのビアガーデンに行った。というか、テラスを占拠して、勝手にビアガーデンにしてしまったのである。打ち上げの原田さんは豪快だった。偉大な音楽は、豪快な芸術家から生まれるのかもしれない。

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