ダカンのかっこう
ってことで、この前の土曜日、カーナビのHDDに取り込んであるダカンのかっこうを聞き直してみたのだ。シフラの演奏である。
やっぱり、なんというか、かんというか、いくらクープレで転調するとは言え、ずっと似たような音型が続いているので、聞いてて飽きるといえば飽きる。
ダカンは、バッハよりもちょっと歳下だったということだから、それなりの時代の人なわけなんだけど、Bal家にある当時の楽譜のファクシミリ版を見て驚くことは、左手が、凡そアルト記号で書かれていることである。で、ときどき低い音になるときには、バス譜になる。
あと、現代、ピアノ学習者用に書き直されている繰り返しの無い形ではなくて、ラモーと同様、ロンドとかクープレが分けて書かれている。演奏者は、慣習に従って順番にロンドを繰り返すということである。なので、見開き2ページしかない。
さて、シフラの演奏に戻そう。シフラはダカンのつばめの演奏では、あたかも、古びたメカニズムの鍵盤楽器で弾いているような演出をするためか、ハーフペダルを踏みっぱなしにしていたが、かっこうの演奏では、そのような効果はそれほど顕著ではない。
しかし、8分音符が連なるフレーズの終止の部分は、往々にしてアゴーギクを多目につけていて、典雅な雰囲気を強調しているように聞こえるところがあるのだが、そのあたりでは、現代のピアノという楽器に備わっているペダルを効果的に使っているように思う。
シフラ以外にランドフスカの演奏も聞いてみたかったけど、残念ながらBal手持ちのランドフスカのCDには、かっこうの演奏が入っていなかった。残念!ランドフスカがどのように装飾音符を弾いていたか、聞いてみたかった!

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