記憶に残るイベントとしては、三善晃の「音の栞」の楽譜が届いたので弾いてみた。最後の数曲は、ちょっと骨が折れる楽譜で、興味が湧いてきたけど、はじめの方の曲は、ちょいつまらない。しかし、曲集全体として三善ワールドが展開されているのは確か。
あと、このブログに「グリーグ 抒情小曲集 家路」で辿り着いた方がいらっしゃったので、一体、どんな曲かと弾いてみた。主部はなかなか楽しい。中間部は、メロディーに魅力がもう一つ欲しいところ。ラストの2小節はすごい跳躍でチャレンジングである。緊張したら外すかもしれないという危機感あり (^_^;;;
で、抒情小曲集の手持ちのCDを探したのだが、この「家路」という曲、作品62の6だけど、ピアニストの皆さんは、あんまり注目していないのかどうなのか、レイフ・オヴェ・アンスネスの録音しか持っていなかった。
そのほかは、バルトークの「子供(こども)のために」の聞き比べ。TELDECのラーンキ盤(初版)、PHILIPSのコチシュ盤(改訂版)、EMIのベロフ盤(改訂版)の三つ。コチシュのマジャール語訛りは強烈で、味があります。関西弁ネイティブでない人が関西弁を真似してはいけないのと同じく、マジャール語ネイティブでない人は決して真似してはいけないというような演奏。ラーンキ盤は、ラーンキの若いときの録音(77年)なので、結構、あっさり。それなりにバウンド感はあります。ベロフ盤は、本当に参考程度。ハンガリー以外の人弾いたらそうなるという参照盤という感じ。
楽譜について言うと、初版のハーモニーの方が改訂版のハーモニーによりもしっくりとくるんですが、って、Balはラーンキ盤で育ったので・・・。シャーマー版(初版)とブージー版(改訂版)の楽譜を見比べて、えらく違うところは拍子。初版は、改訂版に比べると、音価が半分になっている曲が多い。それから、ハーモニーがロマン寄り。
あと謎なのはコチシュ盤。どうにもこうにもコチシュはオクターブの拡張をしてヴィルトゥオーゾにしているわけなんだけれど、その楽譜はいったいどうなっているのだろう?
バルトークの「ルーマニアのクリスマスの歌」のUEの楽譜には、コンサートバージョンという演奏が難しいバージョンがくっついていて、それは、やっぱりオクターブの拡張がはなはだしくなっている。「44の二重奏曲」をバルトークがピアノ独奏用に編曲した「小組曲」という作品があるんだけど、それもびしばしオクターブ化が進んでいて、手がちぎれそうである。で、コチシュ盤のオクターブ拡張も、それらに似ているような気がするので、どうにもこうにもコチシュのアドリブではないのではないか?という気がするのである。とすると、その楽譜はどこで手に入るのだろう???
ネットを徘徊してみるに、「『子供のために』からの32の小品」がなんか怪しいような気がするのだが・・・。
その他、誰かさんのコーチとしては、その前の週末は、ほとんど譜読みで終始したので、この週末は、仕上げに向けた練習ができるものだとてっきり信じ込んでいた。が、しかし、敢え無く玉砕。この一週間は、何も進んでいなかったのではないか???グググ・・・
ハノンは25。右手の親指のポジション悪し。手の位置が前後する。白鍵だけの曲なのに手の位置が前後にブレるとはどういうことか?
ツェルニーは20/30。先週に比べて、全然、テンポが上がっていない。強力なリズム練習を実施しテンポアップを図る。
バッハは2声の6/15。一度フリーで弾かせたら、まるでダメ。全然、バッハらしくない。そんなに手の甲ががたがたと上下してどうする???
ということで、参考CDを一緒に聞く。ナイジェル・ケネディとリン・ハレルの二重奏による演奏。CDを聞いたら、どうやら興味を持ってくれて、この6番という曲が歌う曲であることがやっとわかってくれた、かもしれない。そして、慈愛に満ちていることが・・・。
そのあとは、何も教えてないけど、自然にレガートに、そして、自然に大きくクレッシェンドとディミニュエンドするようになった。
やっぱりこのE-Durの6番は、前半の15曲の中では、バッハの歌を習得する上で、大変重要だと思うのである。2声の15曲中のクライマックスだと思うのである。
ということで、歌を歌い始めたということは進歩かも。まだ丸はもらえないと思うけど・・・。
クーラウもひどい出来だったので、テンポを異様に遅くして細かい練習に終始した。orz
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